2012年11月22日木曜日

私が合格を勝ちとれたのはみんなのおかげだ

二〇一一年十一月二四日。 この日があったから私は合格できたのだと思う。 一月の統一入試日や合格発表日でもない日が、なぜこんなに大切な日なのかを、私のスランプ体験とともに聞いてほしい。 突然だが、私は走るのが好きだ。 この日は、駅伝の支部予選会だった。 決して強いとは言えない私のチームだがあきらめなかった。 本戦に行くことを願って、結局、本選に行けなかったがあきらめないこと、くじけないこと、折れないこと。 この三つのことを心底感じた。 「これであきらめられるか」「今までの三年間は何のためにやってきたんだ」などという思いが、次々掘り出されていた。 この日を境にスランプだった私のやる気に火がついた。 とにかく、授業は集中して聞いて、宿題はしっかりした。 当たり前のことだが、私は今までやってなかった。 宿題は先生のためじゃない。 自分のためであることを覚えていてほしい。 自習室にも毎日通い、質問にも行った。 私は質問に行くのが苦手だった。 でも、質問すると先生はていねいに分かりやすく、大げさではないが魔法にかかったかのようにすぐに解けてしまう。 自分一人で悩んで時間をつぶすよりも質問に行ってほしい。 十二月の公開模試では、今までのツケがまわって最悪の結果だった。 だが、それでもめげずにがんばった。このとき、ボロボロになるまでやった赤本と「京女合格ノート」は私の一生の宝物だ。 さて、題名にある「さあ、これからだ」これは入試前日に校長の大友先生がおっしゃった言葉だ。 試験終了の十分前、十秒前になっても「さあ、これからだ」と思って最後まであきらめるなということだ。 私が本気になったのは、明らかに遅い十一月後半。 志望校には合格したけれども、もっと早くから本気になっておけば、上のコースに行けたのではないかと少し悔いが残る。 後輩のみなさんには、私のような悔いを残さないでほしい。 でも、多少遅れてもかまわない。 「さあ、これからだ」だからね。 最後になりましたが、私を応援してくれた馬渕の先生方。 お弁当を毎日届けてくれたお母さん、家族、友達。 私が合格を勝ちとれたのはみんなのおかげだ。 心からお礼を言いたい。 ありがとうございました。